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【新刊紹介】鵜戸さん歴史探訪 黒岩昭彦著

令和6年09月30日付 6面

神社と地域史に着目 珠玉の文章を一書に

 本書は宮崎・鵜戸神宮の宮司を務める黒岩昭彦学兄が、同神宮の社報「鵜戸」に執筆した令和元年七月から六年七月まで五年間の論攷及び「神社新報」や「日本」など各メディアへの寄稿、さらに書き下ろしを含む三十六本の文章を一書として纏めたものである。

 鵜戸神宮の御神威の一端を示す硬軟織り交ぜた種々の文章や歌のなかにさりげなく見える兄のみごとな文才、そして地域史をはじめとする学問への姿勢に改めて敬服した次第である。
〈税込1000円、鵜戸神宮刊。問合せは同神宮(電話〇九八七―二九―一〇〇一)まで〉
(國學院大學神道文化学部教授・藤本頼生)

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