【新刊紹介】死とは何か 宗教が挑んできた人生最後の謎 中村圭志著
令和7年03月31日付
6面
「人生最後の謎」を 宗教から通覧する 本書は、宗教の死の神話や教へをもたらす条件を整理する序章、総合的な考察をおこなふ終章に加へ、本論十六章を四つのパートに分けて構成されてゐる。内容の充実した、読み応へのある構成となってゐる。
著者自身が「諸宗教の神話や教えや思想を批判的な視点を交えつつ総覧するガイドブック」(「あとがき」)と述べてゐるやうに、一度読んだだけでは捉へきれない論点も多く含まれてゐる。必要に応じて読み返すことで、新たな視点を得る手がかりともなる一冊であらう。
〈税込1100円、中央公論新社刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉
(麗澤大学准教授・冬月律)
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