【新刊紹介】神様と暮らす12カ月 ―運のいい人が四季折々にやっていること― 桃虚 著
令和7年04月28日付
5面
著者の神社神職「桃虚」とは、大阪・片埜神社で権禰宜を務める岡田桃子さんのことである。もともとはライターで、その後神社に嫁いだ経験から綴った『神社若奥日記』『嫁いでみてわかった!神社のひみつ』(祥伝社)などを執筆。本紙でも双子の子育てを通し、育児の現場で率直に感じた日本の文化を紹介する「腹帯と丁髷のあひだ」といふ連載を担当されてゐた。実に筆が立つお方である。
本書では、好運を呼び込む四季の「雅」な暮らしについて、ひと月ごとに書かれてゐる。
筆名の「桃虚」は「無邪気の象徴である『桃』と、素直な心を表す『虚』を組み合わせた」といふ。神域において無邪気かつ素直に「神様と暮らす」と、かうした「丁寧な暮らし」が見つかるのだといふことを、本書から教へてもらった。多くの方に、この世界観を味はっていただきたい。
〈税込1650円、幻冬舎刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉(涙)
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